あがり症は一朝一夕に治るものではありませんし、完全になくすことは難しいかもしれません。
なので、『あがり症を治すとっておきの魔法の方法』というのは、あくまで比喩的な表現であるといえます。
しかし、次の方法を実践することで、あがり症の症状を軽減したり、人前で話すことに対する恐怖や不安を減らしたりすることは可能です。
というのも、あがり症は自分の心理や生活習慣に関係していることが多いので、自分自身を知り、自分自身を変えることが鍵になるからです。
人前で話すことが苦手で、プレゼンやスピーチが近づくとドキドキしてしまう。
今でもそんな悩み、あなたは抱えていませんか?
夜も眠れなくなるほどの不安や、お腹が痛くなる、体が震えるなどの症状に見舞われることもあるでしょう。
でも、もし緊張をほぐして、あがり症を克服する方法があるなら、試してみたいと思いませんか?
そこで、ここでは、そんなあがり症を和らげる魔法のような方法を紹介していきます。
この続きを読めば、プレゼンの前日でも安心して眠れるようになるかもしれませんよ。
1.あがり対策はストレッチから
まず最初におすすめするのが、ストレッチです。
緊張を感じると身体が硬くなりがちですが、ストレッチで体をほぐすことで、驚くほど心もリラックスします。
身体が硬いと心も緊張するから、身体を柔らかくすることは、緊張対策にもなるんです。
ストレッチは、本番直前にやると、より効果を発揮してくれますから、こっそりトイレの個室なんかでするのがいいです。
2.ストレッチのあとは発声練習!
ストレッチで体をしっかりほぐしたら、次は発声練習の番です。
いきなりスピーチやプレゼンを始めるのではなく、ストレッチの後に声を出す練習をするのがいいでしょう。
特に大切なのは、本番の当日です。
朝起きたら、身体がいつもより硬く感じるはず。
そんな時は、まず身体をゆっくりとほぐして、家で一回発声練習をしてみてください。
そうすることで、本番での最初の声がしっかりと出るようになります。
3.あがり症を治すとっておきの魔法の方法
プレゼンやスピーチをする時、ついつい観客の目を気にしてしまって、緊張が増してしまうこと、ありますよね。
でも、実は話している最中に、観客の中の誰かと目を合わせて会話しているかのように感じると、不思議とあがり症が軽減されるんです。
全員と直接対話するわけにはいきませんが、この方法を取り入れることで、「人前で話すのが怖くない」という自信につながります。
ポイントは、相手に集中すること。
実は、緊張する大きな原因って、自分自身に意識が集中しすぎてしまうことにあるからです。
つまり、あがり症を治すとっておきの魔法の方法とは、ズバリ、相手に焦点を当てること。
これによって、自分のことを過剰に意識するのをやめることができます。
自分自身に対する過剰な期待は、結局は自分を追い詰める「悪循環」を作ってしまいます。
緊張しているときに「失敗したらどうしよう」とか「上手く話せなかったらどうしよう」と思うこと、それが自分自身への過剰な意識です。
この思考が、緊張や不安、そして落ち込みを引き起こしてしまうんですね。
自意識過剰を治すには?
過度な自意識を和らげる方法として、相手に焦点を合わせることが非常に有効です。
では、どのようにして相手に意識を向けられるのでしょうか。
以下で、その具体的な手法を3つ紹介します
1.聞き手への価値提供を心がける
最初に大切なのは、聞き手に価値を提供しようという心持ちを持つことです。
これは、相手中心の考え方(GIVEの精神)を意味します。
相手が何を求めているのか、どうすれば喜んでくれるのか、どのようにして相手の役に立てるかを考えることが、このアプローチの核心です。
一方、自意識過剰は「自分がどう見られているか」「失敗は許されない」「馬鹿にされていないか」といった自己中心的な考え方に基づいています。
プレゼンは聞き手に何かを贈る行為であり、その内容を伝えられるのはプレゼンターのあなただけです。
相手が望む内容を考え、それを伝えることに集中すると、自然とリラックスできるようになります。
2.他人の目を気にしない
多くの人が緊張によって起きた過去の失敗を思い出しては、余計に緊張することがあります。
しかし、たとえプレゼンが上手くいかなくても、それで人から否定されたとしても、恐れる必要はありません。
人は評価をする生き物で、否定的な意見を持つ人がいるのは自然なことです。
アドラー心理学では、「自分でコントロールできないことは気にしない」とされています。
これは「課題の分離」という考え方で、自分がコントロールできないことは無視するという意味です。
他人の評価はあなたにコントロールすることはできませんよね。
だって他人が何を考えるかは、その人の自由ですから。
あなたには、コントロールすることはできないのです。
ですから、あなたにコントロールできない人の評価にとらわれず、提供する価値に集中することが重要です。
3.緊張する自分を受け入れる
緊張すること自体を受け入れることも大切です。
緊張することは、単に「失敗を恐れている」だけで、実際には失敗から多くを学び、成長することができます。
失敗を恐れずに挑戦することで、失敗を経験した人にしか見えない景色があることを理解すると、緊張は自然と薄れていきます。
以上のように、事前の準備と練習、そして少しの知識を知っておくと、あがり症は回避できます。
そして、このようなことを心理学に沿ってカンタンに学べるのが、児島弘樹さんの開発した『あがり症改善プログラム』です。
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